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2016年06月の記事

ONLY / やさしさしかない




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どんな話題が上がっていたのか、今となっては記憶も定かでない。
あまり良い話ではなかったような気がする。

しかめっ面する友達に
「ほら、顔に出てるから気をつけて」と声をかけた。
その場にいた皆が「ほらほら」と笑う。

「いや、私たちの前ではむしろ積極的に顔に出していこう」

目の前の人がさらりと口にする。
私たちには優しさしかないのだから大丈夫だ、と。
その場の空気がふわりと変わる。言葉が駆けめぐる。

冬から春へ、撮り続けている写真があった。

何の目的もなく、ただただ「いいな」と感じる日常。
お洒落のセンスも特別なものも何もない、
何も求めない、偽りのない景色。
その一連に何となく、発せられたその言葉を名づけたくなった。

やさしさしかない。やさしさしかない。
易しくて優しい早口言葉は、今でも私のお気に入り。

そんな彼女の言葉のように、私もやさしい人になりたい。



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「ONLY / やさしさしかない」の作品を以下のURLに公開しています。

ONLY / やさしさしかない
カラー 24枚組
http://yagikahori.wix.com/photography#!blank-19/x0u8q
この作品はグループ展「カモナハウス」にてZINEとして販売しました。

Yagi Kahori Photography
http://yagikahori.wix.com/photography

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境界

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ずっと、儚くて美しいものの存在に惹かれてきました。
それが永遠ではないことを知っていて、
だからこそ撮らずにはいられない衝動がありました。

撮ることで満たす。
救いたいという思いだったようにも、
救われたいという思いだったようにも思われます。

触れられそうでいて、触れられない。
こちら側と、向こう側。

今も、カメラを向けるその時は、
そこにある一本の線のギリギリのところに
立っているような気がしています。

アナログって

すっかり6月になってしまい、毎年1年も半分のところだと
焦らされます。
ブログもサボりがちで失礼しました。

5月にNADARでのグループ展に参加させて頂きました。
お越し下さいました方、気にかけて下さっていた方、
ありがとうございました。

この展示のDMは、SNSで繋がっている方に送ることは控えて
おりましたが、SNSの繋がりもないメールアドレスの交換もしていない方には
送らせて頂きました。

DMなので、送りっぱなしが基本です。
しかし、ある方からお返事を頂きました。
私が送ったDMの一言コメントに対して、丁寧な文章が綴られており、
その方の近況が面白くて、楽しんで読ませて頂きました。

手書きの手紙って、こうだったなぁ。
頂いたハガキを眺めながら、楽しそう!とその場にいるかのように思ったり、
自分に経験のないことが書かれていると、何だろう?と想像をめぐらしたり。。。
次に会う日がきたら、何を話そうかと楽しみが広がります。

フィルムで写真を撮るのも、手焼きでプリントするのも
そんな温かさを感じたいのかも・・・などと、
いろいろ考えさせられもしました。

と言いつつも、デジタルを使っている私。
時々、フィルムが使いたくなるのも、面倒くささが愛おしい・・・
ということかも。


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