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tones official blog

2017年06月の記事

見つめること、写真を撮ること。

先日、渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されているソール・ライター展を見てきました。

ソール・ライターは、1950年代からニューヨークのファッションカメラマンとして活躍し、1980年代に突然その第一線から引退。表舞台から姿を消していたソール・ライターでしたが、2006年(ソール・ライター83歳の時)に、あのシュタイデル社(“世界一美しい本を作る男”ゲルハルト・シュタイデルが率いるドイツの出版社)から作品集が出版されて再び注目を集めるようになった、という経歴だけでも、既に伝説感がありますよね。

今回、初めてソール・ライターの作品を直接見ましたが、すっかりその作品の虜になってしまいました。1940〜50年代のニューヨークの街をカラーで撮影した作品群が特に好きでしたが、モノクロ作品も、商業写真として撮影されたファッションフォトも、全て同じ一つの線上ににあるように感じました。大胆な構図やフレーミング、前ボケや映り込みが印象的に使われていること、そして、色に対する感覚がオリジナルなこと。

私もカラーで作品を作っていますが、色そのものよりも光に反応するように撮ることも多い気がします。今回ソール・ライターの作品を見て、色彩そのものに対しての感覚をもっともっと磨いていきたいと思いました。自分なりに、もっと色を感じてみたいな、と。

ソール・ライターの写真には、どこかメランコリックな雰囲気がありつつも、その印象はとても優しかったです。品がある、というのでしょうか。そして、写真を面白がっているようなチャーミングさも感じました。写真にも、被写体となっている街の景色や人物にも、ずっと興味を持ち続けていることが伝わってきました。

見つめ続けること、撮り続けること。
興味を持っているか。
面白いと思えているか。

とても大事なことが、そこにあるような気がしています。



例えば、今朝、目が覚めて最初に目に入ってきたこんな景色の中にも、愛しさを感じているか、ということ。とか?

ks170624
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アンコール

「これいいな」と何度も見返す写真には
偶然目にして気になって仕方なくなって写したものも多い。

「これを写して見せて伝えたいことがある」
…という感情抜きの、乱暴な言い方をしても良いなら
「直感に頼り切った自分勝手な写真」を引っ張り出して並べてみる。

そんな無計画な写真も、
何枚も集めて眺めてみると浮かび上がる何かがある。
草、光、知らない人の後ろ姿、偶然の配置、色と形。
常に意識しなくとも、いつも傍らにある私のすきなもの。

そう考えてみたら、すっかり気が抜けてしまった。
いつでもどこでも写真って撮れるもんかもしれないな、と。

昔も今も大して変わらないな、と思う。自分のこと。
また同じように撮れたらいいな、と思う。

それが私の、写真との向き合い方なのかもな、とも思う。


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戸越あたりを拠点にする作家たち展
カモナハウス 2017

2017年6月23日(金) - 7月5日(水)(木曜休)
フォトカノン戸越銀座店ギャラリー
東京都品川区戸越2-1-3
http://www.photokanon.com/

カモナハウス フェイスブックページ
https://www.facebook.com/comeonourhouse/

会期中は壁面の写真展示と、プリントとカードの販売をします。

昔も今も好きな写真を「アンコール」として一冊にまとめています。
ページ数が沢山で枕みたいになりそうで値段がつけられなさそうです。
販売するかどうかは、まだ決めかねているところ。

6月の展示のお知らせ

6月の展示のお知らせです。
日本橋三越本店の「はじまりのカフェ」にて、tonesの作品を展示いただけることになりました。ぜひお越しください。

[会場]日本橋三越本店7階 Hjimarinocafe GATE A
[会期]6月7日(水)ー20日(火)
[時間]午前10時ー午後7時(日本橋三越の営業に準じます)
[公式ホームページ]http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/experience/hajimarinocafe/index.html


【八木香保里】
「戸越あたりを拠点にする作家たち展 カモナハウス2017」
[会期]2017/6/23-7/5
[時間]10:00-20:00(木曜休)
[会場]フォトカノン戸越銀座店 ギャラリー
              東京都品川区戸越2-1-3
              www.photokanon.com
[詳細]http://www.facebook.com/comeonourhouse/