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記憶を記録すること/私と写真



私は小さい頃から人見知りで自分とまともに向き合うのが苦手で、何よりも写真に撮られることなんて大嫌いだった。
学校の集合写真くらいしか、昔の自分には出会えない。
だから写真を撮る事なんて以ての外。
そんな私も、数年前に人生を折り返したことを実感し、そろそろ自分とちゃんと向き合って、生きることの意味、大切なものとは何かを考えなければならなくなってきた。

ある日見つけた両親(ふたおや)が残してくれた古い写真、その色褪せた白黒写真を見たとき、切ないような、いたたまれないような、そして懐かしい思いに囚われることに気づいた。
失くした時間がそこにはあるのだ。
忘れてしまっていた自分と出会えた気がしたのだ。

私は自分を見つめるために写真を撮り始め、自分の日常にあるものを片っ端から記録し始めた。
嬉しいことも悲しいこともそこにはあり、残しておきたい物や時間もたくさんある。
そして何より、忘れがたい光があるのだ。
写真の、一瞬の光をとどめておく行為は、これからの私の生きる力になっていく。




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