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河岸に立つ

河岸に立つ

早いもので、植田華菜子さんとの二人展「河岸に立つ」が終了して10日程経ちました。会期中は沢山の方にお運びいただき、本当にありがとうございました。

今回の「河岸に立つ」という展示タイトルについて、会期中にたくさんご質問をいただきました。このタイトルは、写真を撮る時に見つめているものと自分との距離感について、植田さんと話したことがきっかけで決まりました。

私は、ここ1年ほど「写真を撮る時、被写体は自分と同じ側にあるのか、向こう側にあるのか?」ということに関心をもっていました。
私自身は「こちら側と向こう側の境界線ギリギリの、手を伸ばせば触れられそうな、向こう側」を撮っている、と感じていました。そこで、同じ問いを植田さんにも投げかけてみたところ、被写体は「向こう側」だとという点は植田さんも同じ。違ったのは、植田さんが見つめているのは「手の届かない遠い向こう側」だという点です。つまり、河で言えば、植田さんは向こう岸を、私は足下の岸辺を見つめている、という距離感の違いがあったのです。今回の二人展では、その距離感はの違いを展示で表現したいという想いから「河岸に立つ」というタイトルを付けました。

この二人展を通して多くのものを得ることができました。自分の中でまだしっかりと整理できていないそれらのことにも、これから一つ一つ向き合っていくつもりです。
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